5-2.「景観計画区域内における行為の変更届出書」に関する行政文書公開とその結果
ビサイレント本山の外観は何度も変更されていて、そのたびに名古屋市都市景観室に、
変更届出書が提出されている。これに関する行政文書公開請求を行い、
2017年6月16日のもの(辻本が請求)
これは届出書です。正式な最初の書類だから。しかし、住民に最初に示した外観案ではありません。
2017年7月5日のもの(辻本が請求)
2019年6月25日のもの(加藤本山町内会長が請求)
※下線部をクリックすると公開された変更届出書が出ます。黒塗り部や立面図、平面図は省略
を比べたところ、以下の矛盾があった。
A.3つの報告書の外観案を比較すると、2017年6月16日のものと7月5日のものは全く同じであり
(日の当たる方向が違っていて影の位置は異なっている)、変更する事項が「外観の変更、緑化箇所」
となっている。これは住民の反対で、外観を変更した結果である。
これに対して、2019年6月25日(2頁目下段の案)では、変更する事項が「階数の変更、
面積の変更、外観の変更」となっていて、再び外観が変更されている。
一見、階数や面積を変更するので、外観にも変更が及ぶのは当然、ともとれるが、外観の
変更内容は極端であり、これでは何のために2017年に2回、届け出をしたのか、説明できない。
B.2017年7月5日、2019年6月25日の二つの書類は3頁目が全く同じである。
(2017年の6月16日と7月5日の間では、6月28日の指摘事項が加えられている)
2017年の届出書が真とすると、名古屋市から報告を受けた「6.景観アドバイザーに
関する行政文書公開とその結果」から2019年の届出書の提出までに、6回も景観アドバイザー
相談を受けており、2019年の書類で「景観アドバイザー及び都市景観室からの指摘事項」に
変更が無いのは、書類不備と判断される。また名古屋市も何度もの景観アドバイザーによる
相談を認識しながら、書類不備を見過ごしたことになる。