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東京理科大学 辻本研究室

TEL. 03-5876-1372

〒125-8585 東京都葛飾区新宿6-3-1
東京理科大学葛飾キャンパス 研究棟6階

辻本 教授MAKOTO TSUJIMOTO

メインテーマ

辻本誠

東京理科大学 工学部第二部建築学科教授
       国際火災科学研究科教授

E-mail:macc0529※yahoo.co.jp
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主な研究と特長
建築物における信頼性確保に関する研究

建築躯体及びこれに設置される設備・機器の信頼性についてフィールド調査を行うとともに、その持つべき性能がどのような気候によって担保される設備・機器の信頼性についてフィールド調査を行うとともに、その持つべき性能がどのような気候によって担保されるか、もしくは担保されるべきかについて、諸外国におけるシステムとの比較研究を行いながら提示している。この研究は、建築物を構成する要素の現状の性能を把握するうえで必要不可欠な研究であり、非関税障壁としての建築基準の相違を解消する知見として期待される。

火災時の建物内煙流動に関する模型実験法

火災時の建物内煙流動を対象に、非定常の熱対流の相似則を利用して、従来困難とされてきた煙流動の模型実験法を提案した。さらに特別な風洞を利用して外気風の影響に関しても同様の相似則が成立することを示すことで手法の確立を画している。この研究は建築基準法の性能規定化の基盤技術として利用された。

各種危険度評価法の開発とアクセプタブル・リスクに関する研究

火災・地震その他の災害に対処する技術、いわゆる防災技術の設計の際、設計システムの信頼性をどの程度に設定するかは重要な意思決定事項であると同時に、工学系学問領域の中では取り残された部分である。これに対して各種の死亡リスクの計時変化とアンケート調査で得られる心理量(どれだけ危険と思うか)に高い相関のあることを明らかにし、設計条件の設定に用いる方法を提示した。この研究は、安全水準を社会的合意のもとに定めるために必要不可欠の研究である。

経歴

1974年東京大学工学部建築学科卒
 76年東京大学大学院工学系研究科修士課程建築学専攻修了
 78年同博士課程建築学専攻中退
   名古屋大学工学部助手
 81年同助教授
 93年同教授
 97年建設省建築研究所第五研究部防火研究調整官
 99年名古屋大学大学院工学研究科教授
2001年名古屋大学大学院環境学研究科教授
 04年東京理科大学総合研究所COE教授
 06年東京理科大学工学部第二部建築学科教授

学科活動・受賞歴など

現在、日本建築学会論文集委員、独立行政法人建築研究所客員研究員、国土交通省国土技術政策総合研究所評価委員、(財)ビル管理教育センター理事
受賞歴:中部電力省エネルギー建築賞、空気調和・衛生工学会論文章、日本火災学会賞

著者

(1)建築環境と可視化情報(共著書)(理工図書、1995)
(2)検証:災害とは何か(共著)(リバティ書房、1997)
(3)都市の地下空間窶矧J発・利用の技術と制度(共著書)(鹿島出版会、1998)
(4)事故・災害による仁人命リスクについての一考察 、日本建築学会計画系論文報告集第467号(1995.1)
(5)統計資料に基づく鋼構造骨組の火災時信頼度レベル解析、河野守、辻本誠、JCOSSAR'95論文集
(6)建築物の被害と対策ー防火設備などー、辻本誠、江本哲也、安全工学、Vol.35,No.1,1996
(7)地下住環境に関する研究、辻本誠、アイダン・オメル、久野正博、阿部浩紀、土木学会地下空間シンポジウム論文・報告集、第2巻、1997
(8)健康デザイン(共著書)(医歯薬出版、2000)
(9)防火設計はこう変わる(建築技術、2000)
(10)ヴィジュアル版建築入門ー建築と工学ー(共著書)(彰国社、2003)
(11)火災の科学(中央公論出版社、2011)

建築防火・信頼性工学の分野において審査付論文40編、解説論文多数を発表。

その他

所属する国際火災科学研究科では、Forum on Fire Safety in AsiaというHPを立ち上げています。是非ご覧ください。



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