辻本誠 東京理科大学 工学部第二部建築学科教授 国際火災科学研究科教授 E-mail:macc0529※yahoo.co.jp (迷惑メール対策のため、お手数ですが※→@に変換してご利用ください。) |
主な研究と特長 |
建築物における信頼性確保に関する研究建築躯体及びこれに設置される設備・機器の信頼性についてフィールド調査を行うとともに、その持つべき性能がどのような気候によって担保される設備・機器の信頼性についてフィールド調査を行うとともに、その持つべき性能がどのような気候によって担保されるか、もしくは担保されるべきかについて、諸外国におけるシステムとの比較研究を行いながら提示している。この研究は、建築物を構成する要素の現状の性能を把握するうえで必要不可欠な研究であり、非関税障壁としての建築基準の相違を解消する知見として期待される。 火災時の建物内煙流動に関する模型実験法火災時の建物内煙流動を対象に、非定常の熱対流の相似則を利用して、従来困難とされてきた煙流動の模型実験法を提案した。さらに特別な風洞を利用して外気風の影響に関しても同様の相似則が成立することを示すことで手法の確立を画している。この研究は建築基準法の性能規定化の基盤技術として利用された。 各種危険度評価法の開発とアクセプタブル・リスクに関する研究火災・地震その他の災害に対処する技術、いわゆる防災技術の設計の際、設計システムの信頼性をどの程度に設定するかは重要な意思決定事項であると同時に、工学系学問領域の中では取り残された部分である。これに対して各種の死亡リスクの計時変化とアンケート調査で得られる心理量(どれだけ危険と思うか)に高い相関のあることを明らかにし、設計条件の設定に用いる方法を提示した。この研究は、安全水準を社会的合意のもとに定めるために必要不可欠の研究である。 |
経歴 |
1974年東京大学工学部建築学科卒 |
学科活動・受賞歴など |
現在、日本建築学会論文集委員、独立行政法人建築研究所客員研究員、国土交通省国土技術政策総合研究所評価委員、(財)ビル管理教育センター理事 |
著者 |
(1)建築環境と可視化情報(共著書)(理工図書、1995) |
その他 |
所属する国際火災科学研究科では、Forum on Fire Safety in AsiaというHPを立ち上げています。是非ご覧ください。 |
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